古代の景色

ミキティ

2009年10月16日 19:09

先日吉野ヶ里遺跡に行ってきました。
以前行ったときより整備されていて
とてもいい雰囲気でした。
景色からも古代の雰囲気を味わえました




そういえば、お口の病気はいつの時代からあるのでしょうか

実は、旧石器時代の早期ネアンデルタール人の顎の骨にも
歯周病があったことがわかっています。
また最近では、猿人の骨にも歯周病が見つかりました。
猿と猿人の違いは、直立歩行と火の使用ともいわれますが、
まさしく火を使うようになって以降、
人類は歯周病に悩まされ続けているんですね

古代エジプト時代になると、歯周病はかなり一般的な病気となったようです。
古代エジプトの王のミイラのX線写真をみると、
歯を支える骨が溶けてなくなって歯が抜けてしまった状態や、
歯がグラグラになっている状態が見られるそうです。
この王様はきっと歯周病に悩まされていたんでしょうね。

いろいろな古代人の歯周病の状態を比較すると、
身分の高い人ほど病状がひどいことから、
食べ物に恵まれ美食をしていた人ほど
歯周病にかかっていたと考えられます。

一方、むし歯は、砂糖の消費量と密接な関係にあります。
むし歯の原因となる砂糖の入った食べ物の乏しかった旧石器時代はもちろん、
古代エジプト時代でもむし歯はまれであったといわれています。
日本でも、むし歯が問題になってきたのは江戸時代以降です。

歯周病も虫歯も食べ物に影響されているんですね



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